ネット系の自動車保険で有名なアクサダイレクト損害保険。岡田将生さんや堤真一さんのCMでお馴染みなのでご存知の方も多いと思います。この記事では、このアクサダイレクト自動車保険について解説していきます。ぜひ、自動車保険選びの参考にしてみて下さい。
この記事のポイント
- アクサダイレクトはどのような企業なのか学ぶ
- アクサダイレクト自動車保険の補償内容を学ぶ
- アクサダイレクト自動車保険の事故対応を学ぶ
- アクサダイレクト自動車保険のロードサービスを学ぶ
アクサダイレクトはどのような会社なの?
「アクサダイレクト」はフランスに本拠を置くAXAグループが100%出資し、日本に設立した損害保険会社、アクサ損害保険株式会社のブランドネームです。1998年に会社設立。翌1999年「アクサダイレクト総合自動車保険」の商品認可を取得し、全国販売を開始しました。
アクサダイレクトは、上で書いてある通りにフランスの企業であるAXAグループが出資している企業です。2018年現在、AXAグループはインターブランド社による「ベストグローバルブランドランキング」にて9年連続NO.1の保険ブランドとして評価されています。
つまり、アクサダイレクトは「財務状況」、「ブランド力」、「サービスや商品の購入に際してブランドが果たす役割」にて最高の評価を得ている安心できる企業と言えます。
保険会社として一番重要なことは、倒産をしないことです。保険会社が倒産により保険金の支払いできなくなってしまった場合、私たちはどうすることもできません(ただし、再保険にて補償される可能性がある)。
安心できる企業を選ぶのも自動車保険を選ぶ上で、大切なことの1つになります。
自動車保険の販売方法は?
アクサダイレクト自動車保険は、代理店がいないダイレクト系の自動車保険になります。主にネットにより保険を販売しています。
代理店の中間手数料がないため、代理店型の損害保険会社より、自動車保険を安く提供することができます。
アクサダイレクト自動車保険の保険販売方法
- ダイレクト系自動車保険のネットによる販売
アクサダイレクト自動車保険の補償内容とは?
アクサダイレクト自動車保険の補償内容を「基本補償」と「主な特約」に分けてご説明します。
基本補償
*「限定あり」と記載された種目は、補償の範囲を選ぶことができます。
種目 | 補償内容 |
対人賠償保険 | 相手のケガに対して補償 |
対物賠償保険 | 相手の車両や物の損害に対して補償 |
自損事故保険 | 人身傷害補償特約を付加しない場合の、自分のケガを補償 |
無保険車傷害保険 | 無保険車との事故で相手から十分に賠償受けられなかった場合の、自分のケガを補償 |
人身傷害補償特約*1 (限定あり) |
自動車に搭乗中等の事故で、自分のケガを保険金額の限度内で補償 |
搭乗者傷害保険*1 | 自動車に搭乗中の事故で自分のケガを症状により、一定金額補償 |
車両保険 (限定あり) |
自分の車両の損害等に対して補償 |
*1「人身傷害補償特約」と「搭乗者傷害保険」はどちらか一方か、両方付加
アクサダイレクト自動車保険の基本補償は、「自分・相手」の「ケガ」、「車両・物の損害」の基本的な部分を補償しているので充実していると言えます。
この中で、「人身傷害補償保険」や「車両保険」は補償の適用範囲を任意で選ぶことができるので、保険料に合わせて自由に補償を選ぶことができます。
基本補償のポイント
- 充実している基本補償
- 保険料に応じて補償内容を自由に設定できる
主な特約
特約とは、基本補償に付けるオプションのことを言います。特約を付けることで補償の範囲は広がりますが、保険料は高くなります。補償と保険料の兼ね合いを考えて特約をつけましょう。
種目 | 補償目的 |
地震等車両全損特約 | 地震時に補償されない車両損害を50万円まで補償 |
対物全損時修理差額 補償費用特約 |
対物事故で相手の車両の修理代が時価額を超えた場合、時価額に50万円を上乗せして修理できる補償 |
弁護士費用等補償特約 | 被害事故の弁護士費用を補償 |
ファミリーバイク特約 | 所有している原動機付自転車も合わせて補償 |
アクサ安心プラス | アクサダイレクト独自のプラン (下に詳細があります) |
アクサダイレクト自動車保険の特約は、他の保険会社と同じような特約になっています。
特徴的な特約は「アクサ安心プラス」です。この特約は「ファミリープラス」「レディースプラス」「ペットプラス」の3つからプランを選ぶことで様々な特約による補償を受けることができます。
例えば、
3つのプラン全てに付いている「日常生活賠償責任保険特約」では、車両事故に限らず普段の生活で、相手を傷付けてしまったり、相手の物を壊してしまったときの損害金額を、限度額内(3000万円)で補償することができます。
「日常生活賠償責任保険特約」はこんな方におすすめ
- 自動車のお持ちのご家族全てが補償されるため、遊び盛りのやんちゃなお子さんがいらっしゃる方
特約のポイント
- 「アクサ安心プラス」により充実した保険にすることができる
アクサダイレクト自動車保険の事故対応の受付は?
事故受付 | 365日24時間 |
初期対応 | 19時までの受付で当日対応(土日・祝日問わず) |
初動受付 | 平日9:00~17:00(土日・祝日・12月31 日~1月3日を除く) |
- 事故受付:簡単な事故内容を聞き、事故を受け付ける。
- 初期対応:レッカー手配、修理工場への誘導、相手への連絡等の事故対応を行う。
- 初動受付:専任担当者が決められ、正確な事故内容の確認等を行うため、契約者・運転者へ連絡を行う。
基本的に、「事故受付」と「初期対応」は同時に行われます。しかし、事故受付が夜間になると「初期対応」が翌日に回される保険会社が多いです。
この「初期対応」が翌日に回される時間は、保険会社によって異なります。
夜間の「初期対応」で、修理工場への連絡は営業時間外の場合が多いので、やむ終えないことが多いですが、相手方への連絡は緊急を要することがしばしばあります。
そのため、「事故受付の時間」だけではなく「初期対応の時間」に注意することが大切です。できるだけ「初期対応」を当日行なう保険会社が安心と言えるでしょう。
アクサダイレクト自動車保険は、「初期対応」が当日19時まで対応ということで、特に良いわけではないですが一般的な損害保険会社と言えます。
アクサダイレクト自動車保険のロードサービスの内容は?
無料レッカー | 35kmまで |
無料代車 | 指定の修理工場での修理時のみ |
緊急対応 | バッテリー点検・交換・タイヤ周り交換・インロック開錠、オイル漏れ点検補充・冷却水補充・落輪引き上げ、雪道スタック引き出し |
ガソリン補給 | 契約の2年目以降は10リットルまで無料 |
帰宅・宿泊 | 【帰宅費用】搭乗者全員分の交通費、【宿泊費用】搭乗者全員分の宿泊費 |
ロードアシスタンス 拠点 |
9,385ヶ所(2018年時点) |
指定修理工場 |
1,050ヶ所(2018年時点) |
その他サービス | 修理後車両搬送・車両引き取りサービス、メッセージサービス、住まいの玄関カギ開けサービス(契約の2年目以降) |
ロードサービスは、無料でどこまでサービスを受けられるかがポイントとなります。有料で良いならほとんどの損害保険会社が特約によりサービスを行なっています。保険料を抑えつつロードサービスの良し悪しで自動車保険を選んでみても良いかもしれません。
アクサダイレクト自動車保険のロードサービスは基本的なポイントを抑えていて、良いサービスが多いです。
少し注意する点が、「ガソリン補給」が1年目は実費というところです。2年目以降にならないとサービスとならないので注意が必要です。
実際は、1年で契約を終了することは少ないと思いますので、あまり気にならないとは思います。
他社と比べて良い点は、「帰宅・宿泊費用」がサービスとして含まれているところです。これらの費用を、サービスとして行なっていない損保もあるので評価が高いです。
また、契約の2年目以降のサービスになりますが、他社にあまり見られない「住まいの玄関カギ開けサービス」は日常で困ったときに使えるので便利ではないでしょうか。
ロードサービスの注意ポイント
・「ガソリン補給」のサービスは2年目以降
アクサダイレクト自動車保険のロードサービスポイント
- ロードサービスに「帰宅・宿泊費用」が入っている
- 「住まいの玄関カギ開けサービス」が付いている
まとめ
アクサダイレクト自動車保険の、ポイントは3つです。
まとめポイント
- 保険料が安い
- 補償内容を保険料に応じて自由に選ぶことができる
- ロードサービスが充実している
事故が起きたとき、代理店型の自動車保険は代理店の質にもよりますが、ほとんどの場合は事故の対応に慣れた代理店が全て行なってくれます。
それに比べてアクサダイレクト自動車保険のようなダイレクト系の自動車保険は、事故が起きたときにご自身で事故の対応をしなければいけません。
そのため、ロードサービスが充実していることはとても重要なポイントになります。
保険料の安さに加えて、事故を起こしてしまったときに、安心できる自動車保険を選ぶことも重要な要素です。
ぜひ、保険選びの参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。