特約

【2023年度版】車内の身の回り品特約の補償内容や用途を解説!

【この記事は5分で読めます。】

車内の身の回り品特約とは、事故によりご自身の車内に置いてあった物の損害を補償する特約です。

「車両保険を付帯していれば車内の物も補償されるんじゃないの。。。?」

と感じた方がいらっしゃるかもしれません。

結論から言いますと、車両保険では事故により車内の物が損害にあったときは補償の対象になりません。

このため、車内の物を補償対象としたい場合は、車内の身の回り品特約を付帯する必要があります。

事故が起きてご自身のお車に損害があったとき、自動車保険では車両保険で補償をすることができます。

この記事では、そんな車内の身の回り品特約について詳しく解説します。

  • 車内の身の回り品特約の補償内容が知りたい方
  • 車内の身の回り品特約のどこで使用するか知りたい方

このような方は、ぜひこの記事をご覧ください。

 

軽微な事故ではなかなか車内の物までは壊れにくいですが、大きな事故にあると車内の物まで壊れることがあります。

そのため、特約を使用する頻度は多くないですが、急な出費に備えることができない方は付帯を考えてみてください。

 

車内の身の回り品特約の補償内容は?

車内の身の回り品特約は車両保険の補償を広げるような特約です。

車両保険は自動車保険で契約してる車両(自分の自動車・バイク等)に損害を補償する保険です。

車両保険の詳細については下の記事を参照して下さい。

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車両保険では、車内に置いてあった物の損害については補償されません。

車内の身の回り品特約は、車内に置いてあった物の損害を補償する特約になります。

損害とは、身の回り品が傷付いたり、盗まれたりすることを指します。

ただし、身の回り品にも補償されない物や、ケースがあるので詳しくみていきましょう。

 

車両保険はどこまで補償してくれるの?

車両保険は、契約している車両に損害が発生してときに補償されます。では、車両保険はどこまで補償してくれるのでしょうか。

車両保険は、付属品も補償の対象になっています。付属品とは、カーナビやカーステレオのような自動車に備え付ける物のことを言います。

ただし、付属品の補償は定着している物に限ります。

定着とは、ボルトやナット、ネジ等で固定されており、工具を使用しなければ取り外しができないことを言います。

このため、車内に置いてある物は補償されないのです。

車両保険でカーナビが補償されない場合があるの?

カーナビは一般的には車両保険で補償されますが、補償されない場合があります。

これは、カーナビを定着していない場合です。

ボルトやナット、ネジではなく粘着テープで固定していた場合は、車両保険では補償されなくなります。

 

保険会社ごとの車内の身の回り品特約の違いとは

車内の身の回り品特約には、保険金額(保険金の支払える上限額)と免責金額があります。

免責金額とは、被保険者が支払わなければいけない自己負担額になります。

この保険金額と免責金額は保険会社ごとに異なるのでご紹介していきたいと思います。

また、車内の身の回り品特約は保険会社ごとで名称が異なります。付帯される場合は補償内容を確認してから付帯をして下さい。

代理店型の自動車保険会社

保険会社 補償内容
保険金額(上限金額) 免責金額
東京海上日動 10-100万円 3,000円
損保ジャパン日本興亜 30万円 0円
三井住友海上 10,20,30万円 0円
あいおいニッセイ同和 30万円 0円
AIG 10,20,30,50,100万円 0円

代理店型の自動車保険会社とは、保険会社が直接販売を行うわけではなく代理店を通じて保険を販売する保険会社のことを指します。

代理店型での保険金額は基本が30万円となっており、保険会社によっては幅を持たせて付帯することができます。

また、免責金額については、東京海上日動だけ3,000円となっており、他の保険会社に比べて高いイメージがあるようです。

 

ダイレクト型の自動車保険会社

保険会社 補償内容
保険金額(上限額) 免責金額
ソニー損保 10万円 5,000円
チューリッヒ 30万円 5,000円
三井ダイレクト 30万円 0円
アクサダイレクト 10万円 0円
SBI損保 30万円 3,000円
イーデザイン損保 30万円 5,000円
セゾン自動車火災保険 10,30,50万円 0円

ダイレクト型の自動車保険とは、主にインターネットを通じて直接、保険の販売を行なっている保険会社になります。

ダイレクト型での保険金額は代理店型と同じように、基本が30万円となっています。ただし、30万円以下の保険会社もちらほら見られます。

また、免責金額は代理店型と違い、5,000円の免責が付いている保険会社が多く見られます。

 

代理店型とダイレクト型では、補償内容が若干の差で代理店型の方が充実しています。しかし、保険会社ごとに違いがあるので加入する保険会社ごとに補償内容を確認をする必要があります。補償内容と保険料が満足いくような保険会社選びしてみましょう。

 

代理店型とダイレクト型の保険会社の詳細については、下の記事を参照して下さい。

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車内の身の回り品特約で補償されない物がある

車内の身の回り品特約では事故により損害が発生しても、補償されない身の回り品があります。

保険会社ごとに違いがありますが、損害が発生しても補償されない主な身の回り品をまとめていきます。

補償されない身の回り品

  • 通貨、有価証券、印紙、切手 等
  • 預金証書、貯金証書、クレジットカード、ローンカード、プリペイドカード 等
  • 貴金属、宝石、書画、骨董、彫刻、美術品 等
  • 動物、植物 等

主にこのような身の回り品が損害が発生しても補償されません。基本的に、通貨類や動物はどこの保険会社でも補償を行なっていません。

例えば、財布が盗まれた場合は、この特約で補償をすることはできません。

また、ペットが事故によりケガしたときの治療費は補償されません。

ペットのケガをした場合は、ペット専用の保険や特約を付帯することで補償することができるので、補償が欲しいときは加入をオススメします。

 

車内の身の回り品特約が支払われない主なケース

車内の身の回り品特約では、損害が発生しても補償されない身の回り品だけではなく、補償されないケースがあります。

このケースも保険会社ごとに違いがありますが、主に損害が発生しても補償の対象外になるケースをまとめていきます。

補償の対象外となるケース

  • 地震、噴火、津波(地震によるもの)
  • 摩滅、腐食、さび、その他の自然消耗
  • 身の回り品の機能に直接関係のない損害
  • 指定薬物、飲酒で運転 等

主にこのような事故のケースは、補償の対象になりません。

基本的に地震によって発生した損害を保険会社は補償していません。自動車保険では、地震に関する損害を補償する特約はほとんどありません。この特約の詳しい説明は下の記事をご参照下さい。

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補償の対象外となるケースで注意しなければいけないのが、「身の回り品の機能に直接関係のない損害」です。

この特約は、単なる傷、塗料の剥がれ等の外観上の損傷を補償するものではありません。

機能が不全になって初めて補償の対象になります。

例えば

カメラを車内に持ち込んで事故により損傷してしまった場合を考えます。

この場合、写真は取れる状態で傷が付いている程度では補償の対象になりません。

カメラの写真が取れない損傷が発生して補償される特約になります。

このような補償の形は、自分が所持している物に対しての保険や、住居の損害を補償する火災保険でもみられます。

付帯する際は、このようなことを十分理解した上で行なって下さい。

 

車外でも補償の対象になり場合ある

車内の身の回り品特約ですが、車外の身の回り品の損害を補償する場合があります。

それは、キャリアに固定する場合です。キャリアに固定しているスキー板、スノーボード等の損害は補償の対象になります。

ただし、キャリアに固定されている物の盗難は補償されないの注意が必要です。

 

また、保険会社によっては車外の身の回り品を補償する場合もあります。車外も補償したい場合は、保険会社に確認してみるのもいいかもしれません。

 

まとめ

この記事のまとめ

  • 車内の身の回り品特約は、車両保険では補償をしてくれない車内に置いてある物まで補償可能
  • ただし、補償できない品や、ケースがあるので注意が必要

大きな事故を起こしてしまったとき、車内に置いてあった物にはかなりの確率で損害が発生します。

事故が起きて初めてわかることですが、そんな車内に置いてある物にでも再度そろえるとなるとかなりの出費がかかってしまいます。

車両保険では、車内に置いてある物まで補償されません。そんな当座の出費に備えて車内の身の回り品特約を付帯しても良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとございました。

 

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  • この記事を書いた人

損保マン

元大手損保営業マン。 入社時に「事故担当(事故時の専任担当者)」を経験したのち、「リテール営業」を担当しました。この「事故対応」と「営業」の2つの経験を活かして本サイトを運営しています。

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