自動車保険では、福祉車両に関する割引制度があります。保険会社は、福祉車両の普及の一環として福祉車両割引を行なっています。
福祉車両では、一般的な自動車に比べて諸費用が多くかかってしまいます(ただし、消費税非課税、減免、助成金等の優遇措置があります)。そんな費用を自動車保険で少しでも安くしたいと思っている方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、福祉車両割引を利用するためには条件が必要です。また、割引を取り扱っていない保険会社もあるので、割引を適用させるにはどうしたら良いかわからない方がいらっしゃると思います。
この記事では、そんな福祉車両割引についてまとめていいきます。福祉車両をご利用の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
そもそも福祉車両ってどんな車両のことなの?
ポイント
福祉車両は、身体の不自由な方の移動の自由を広げるため、車イスの方の乗降をサポートする器具や、運転をサポートする器具などを車内に備え付けている車両のことを指します。
福祉車両は、身体が不自由な方の乗降や運転をサポートする器具が付けられている車両のことです。一般的な車両では、どうしても乗降が困難な方でも、これらの器具を備え付けることにより出来るだけ困難を取り払うことができます。
この福祉車両は、『介護車両式』と『自操式車両』に分かれます。
『介護式車両』とは、「回転(スライド)シート車」「昇降シート車」「スロープやリフトを備えた車両」等の、身体が不自由な方の介護や送迎に利用する車両です。ほとんどが介護事業者の車両になっていますが、最近では自家用車を改造して「介護式車両」として使用することも増えてきています。
『自操式車両』とは。身体が不自由な方が自分で運転できるように補助装置を付けた車両です。手だけで運転ができる「手動装置」や、足だけで運転ができる「足動装置」等があります。
福祉車両割引ってどんな割引なの?
福祉車両割引とは
福祉車両割引とは、身体が不自由な方や、高齢者の方のために、乗り降りや運転をしやすいように改造された福祉車両に対して、保険料の割引を行う制度です。
福祉車両割引を利用できる保険会社は、限られています。このため、割引を受けたい方は利用できる保険会社を選ぶ必要があります。
次に、取り扱いを行なっている保険会社をまとめたので確認しましょう。
福祉車両割引を利用できる保険会社(共済)
割引可能な保険会社(共済) | 割引率 |
東京海上日動 | 3% |
損保ジャパン日本興亜 | 3% |
三井住友海上 | 3% |
あいおいニッセイ同和 | 3% |
共栄火災 | 3% |
朝日火災 | 3% |
マイカー共済 | 3% |
JA共済 | 7% |
福祉車両割引を取り扱っている保険会社は、代理店型の保険会社や共済になります。
代理店型の保険会社とは、保険会社が直接販売を行うわけではなく代理店を通じて保険を販売する保険会社のことを指します。ディーラーや修理工場、プロ代理店等で契約されている方は、全て代理店型の保険会社になります。
保険会社の種類として、主にインターネットで保険会社が直に保険を販売しているダイレクト型の保険会社があります。CMで馴染みのソニー損保のような保険会社がダイレクト型になります。
ダイレクト型の保険会社では、福祉車両割引を取り扱っていないので十分に注意しましょう。割引を使いたい時は、馴染みの代理店に相談する方が良さそうですね。
代理店型とダイレクト型の保険会社については、下の記事で詳しく説明しているのでご参照下さい。
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福祉車両割引を受けられる条件
保険会社では、福祉車両割引を適用する条件があります。その福祉車両割引が適用できる条件は、福祉車両であると認められるかどうかです。
福祉車両は、一般的に車検証に車検証の車体の形状の表記部分に「車いす移動車」、「身体障害者輸送車」のような記載がされています。
このような車検証に福祉車両と認められるような記載があれば、福祉車両割引を適用できます。
ただし、車両を福祉車両に改造したばかりで車検証に明記がないときがあります。このような場合は、保険会社や代理店に確認してもことで割引を受けることができます。
色々なケースが考えられると思うので、疑問に思ったときは保険会社や代理店に相談しましょう。
まとめ
この記事のまとめ
- 福祉車両割引とは、身体が不自由な方や、高齢者の方の自由な移動のための福祉車両に対する割引制度
- 福祉車両割引は、代理店型の保険会社、共済しか取り扱っていないので注意
福祉車両は、消費税非課税、減免、助成金等の国や地方からの優遇措置があります。ただ、これらの優遇措置はありますが個人で福祉車両へ改造したりすると費用は馬鹿になりません。
このため、微々たるものかもしれませんが自動車保険の割引制度をしっかりと使っていきましょう。
少しでも費用を抑えられるように参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。