AIG損保は、外資系の大手損害保険会社の1つです。テレビのCMではグリム童話に出てくる「赤ずきん」がリスクについて考えています。「赤ずきん」がリスクマネジメントについて考えているので、なんだかおかしいです(笑)。ただ、じっくり見ると奥が深いのであなどれませんね。
AIG損保は、3メガ損害保険グループに比べるとシェアでは落ちますが、収益ベースでは損害保険会社の中で5位に位置しています。
この記事では、そんなAIG損保の自動車保険について解説していきます。ぜひ、自動車保険の参考にしてみて下さい。
この記事のポイント
- AIG損保はどのような企業なのか学ぶ
- AIG損保の補償内容を学ぶ
- AIG損保の事故対応を学ぶ
- AIG損保のロードサービスを学ぶ
AIG損保はどのような会社なの?
AIG損保は、アメリカの保険会社であるAIG傘下の代理店型の損害保険会社です。
2108年に外資系保険会社であった旧AIU損保が、旧富士火災海上保険を吸収合併することにより誕生しました。
外資系ならではのスマートな保険契約、事故対応と、旧富士火災海上保険の地盤を生かして活躍しています。
AIG損保が損害保険を販売する方法は?
AIG損保は、代理店型の保険会社になります。ディーラーや修理工場等の代理店を通じて保険商品を販売しています。
代理店の中間手数料がないため、代理店型の損害保険会社より、自動車保険を安く提供することができます。
保険会社には、代理店型とダイレクト型の2つの種別が存在しています。この2つの違いについては下の記事でまとめているので興味のある方は、ご参照下さい。
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「ダイレクト型(通販型)」と「代理店型」の自動車保険はどう違うの?
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AIG損保の保険販売方法
- 代理店型自動車保険の代理店による販売
AIG損保の補償内容とは?
AIG損保の補償内容を「基本補償」と「主な特約」に分けてご説明します。
基本補償
種目 | 補償内容 |
対人賠償保険 | 相手のケガに対して補償 |
対物賠償保険 | 相手の車両や物の損害に対して補償 |
無保険車傷害保険 | 無保険車との事故で相手から十分に賠償受けられなかった場合の、自分のケガを補償 |
人身傷害補償特約 (限定あり) |
自動車に搭乗中等の事故で、自分のケガを保険金額の限度内で補償 |
搭乗者傷害保険 | 自動車に搭乗中の事故で自分のケガを症状により、一定金額補償 |
車両保険 (限定あり) |
自分の車両の損害等に対して補償 |
「限定あり」と記載された種目は、補償の範囲を選ぶことができます。
AIG損保の基本補償は、「自分・相手」の「ケガ」、「車両・物の損害」の基本的な部分を補償しているので充実していると言えます。
この中で、「人身傷害補償保険」や「車両保険」は補償の適用範囲を任意で選ぶことができるので、保険料に合わせて自由に補償を選ぶことができます。
基本補償のポイント
- 充実している基本補償
- 保険料に応じて補償内容を自由に設定できる
主な特約
特約とは、基本補償に付けるオプションのことを言います。特約を付けることで補償の範囲は広がりますが、保険料は高くなります。補償と保険料の兼ね合いを考えて特約をつけましょう。
種目 | 補償目的 |
対物超過修理費用 補償特約 |
対物事故で相手の車両の修理代が時価額を超えた場合、時価額に50万円を上乗せして修理できる補償 |
弁護士費用等補償特約 | 被害事故の弁護士費用を補償 |
ファミリーバイク特約 | 所有している原動機付自転車も合わせて補償 |
個人賠償責任特約 | 車両事故以外の日常生活で相手にケガや相手の物を壊してしまった場合の損害を補償 |
自宅・車庫等修理費用補償特約 | 契約車両で自宅・車庫等に損害を与えてしまったときに費用を補償 |
AIG損保の特約は、他の保険会社と同じような特約になっています。基本的な部分を抑えているので充実していると言えます。
特徴的な特約は、「自宅・車庫等修理費用補償特約」になります。他の保険会社でも取り扱っているところが少ない特約になります。
この特約は、通常では自宅・車庫等の損害は補償されませんが、これらの損害についても自動車保険で補償できるようにするものです。
そもそもなんで補償されなのかと思われた方は、下の記事で詳しく解説しているのでご参照ください。
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【2023年度版】自宅・車庫等修理費用補償特約は必要?補償内容や特徴を解説!!
自宅や車庫を契約している車両で傷つけたとき、自動車保険では補償されないことはご存知でしょうか。知らない方がほとんどではないでしょうか。 物を壊してしまった場合、通常では自動車保険では対物賠償責任保険で ...
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特約のポイント
AIG損保の事故対応の受付は?
事故受付 | 365日24時間 |
初期対応 | 土日・祝日問わず当日対応(ただし、入庫等は修理工場の営業時間) |
初動受付 | 平日9:00~17:00(土日・祝日・12月31 日~1月3日を除く) |
- 事故受付:簡単な事故内容を聞き、事故を受け付ける。
- 初期対応:レッカー手配、修理工場への誘導、相手への連絡等の事故対応を行う。
- 初動受付:専任担当者が決められ、正確な事故内容の確認等を行うため、契約者・運転者へ連絡を行う。
基本的に、「事故受付」と「初期対応」は同時に行われます。しかし、事故受付が夜間になると「初期対応」が翌日に回される保険会社が多いです。
この「初期対応」が翌日に回される時間は、保険会社によって異なります。
夜間の「初期対応」で、修理工場への連絡は営業時間外の場合が多いので、やむ終えないことが多いですが、相手方への連絡は緊急を要することがしばしばあります。
そのため、「事故受付の時間」だけではなく「初期対応の時間」に注意することが大切です。できるだけ「初期対応」を当日行なう保険会社が安心と言えるでしょう。
AIG損保の事故対応は、他の代理店型の保険会社が行なっているサービスとほとんど変わりません。事故対応においては、一般的に充実していると言えますが、飛び抜けているわけではなく一般的な損害保険会社と言えます。
AIG損保のロードサービスの内容は?
無料レッカー | 50kmまで |
無料代車 | 指定の修理工場での修理時のみ |
緊急対応 | キー閉じ込み、バッテリー上がり、タイヤ交換、落輪引き上げ、プラグ交換、その他30分程度の作業 |
ガソリン補給 | 10リットルまで無料(保険期間内1回限り) |
帰宅・宿泊 (1人あたり) |
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ロードアシスタンス 拠点 |
記載なし |
指定修理工場 |
記載なし |
その他サービス | GPS位置特定サービス |
ロードサービスは、無料でどこまでサービスを受けられるかがポイントとなります。有料で良いならほとんどの損害保険会社が特約によりサービスを行なっています。保険料を抑えつつロードサービスの良し悪しで自動車保険を選んでみても良いかもしれません。
東京海上日動火災保険のロードサービスは特に優れているサービスはありません基本的なポイントを抑えています。
ただ、他の代理店型の保険会社と同程度か少しだけ補償が少ないところもありますが問題ありません。
これらのサービスが24時間365日受けられるので、充実している保険会社と言えるでしょう。
AIG損保のロードサービスポイント
- 24時間365日安心のロードサービスを受けられる
まとめ
AIG損保の、ポイントは2つです。
まとめポイント
- 代理店による相談や事故対応が受けやすい
- 補償内容を保険料に応じて自由に選ぶことができる
- 「自宅・車庫等修理費用補償特約」による自宅・車庫等の補償
AIG損保は外資系の損害保険になります。まだまだ合併したばかりの企業ですが、旧富士火災海上保険の地盤をもとに活躍してます。
この記事を読まれて興味を持たれた方は、代理店に相談してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。