豆知識

「飲酒運転」では対人賠償責任保険、対物賠償責任保険は補償される!!

【4分で読めます。】

自動車保険では、「故意または重大な過失」による事故で損害が発生してしまった被保険者は保険金が支払われません。

このため、飲酒運転による事故に関しても保険金が支払われないと思っている方も多いです。

飲酒運転の危険性については、自動車学校で必ず習うので運転している人が知らないわけないですよね。

そのため、危険性を知っていながら運転をしていたということで「故意または重大な過失」に該当するため保険金が支払われないのではないかと感じます。

しかし、対人賠償責任保険と対物賠償責任保険では飲酒運転により事故を起こしてしまったとしても保険金が支払われます。

飲酒運転でも保険金が支払われるなんて不思議な感じがしませんか?

この記事では、そんな飲酒運転を行っても自動車保険が支払われる保険種目や、支払われる理由について解説していきます。

飲酒運転での事故は自動車保険で支払われるのか

どのような事故なら飲酒運転でも保険金が支払われるのか

このような疑問を感じている方は、ぜひこの記事をご覧ください。

 

*飲酒運転は犯罪行為です。飲酒運転でも保険金が支払われる場合をご説明しますが、決して飲酒運転を推奨するものではありません。

飲酒運転でも保険金は支払われるの?

飲酒運転は、道路交通法に定められている犯罪行為です。飲酒の程度により、下のように罰金、懲役が課せられます。

違反行為の種別 呼気1Lあたりの
アルコール量
刑罰
酒酔い運転 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
酒気帯び運転 0.25mg以上 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
0.15~0.25mg 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

また、違反点数により免許停止や取消も行われます。

では、犯罪である飲酒運転を行って事故を起こしてしまった場合、自動車保険の保険金は支払われるのでしょうか。

冒頭にも述べましたが、自動車保険では故意による事故は保険金が支払われません。

一見すると飲酒運転は事故の可能性が高まることを認識していながら、その行為を行うため故意にあたりそうな気がします。

しかし、保険会社は基本的に故意と飲酒運転を分けて考えています。

故意は全ての保険で免責ですが、飲酒運転は特定の保険を有責(保険会社が保険金を支払う責任があること)と判断しています。

では、飲酒運転で保険金が支払われる保険の種類を見ていきましょう。

 

飲酒運転でも保険金が支払われる保険の種類

加入の義務 保険の種類 補償先 補償内容
強制 自賠責保険 相手側 相手を死傷させてしまっときの費用を補償
任意 対人賠償責任保険 相手側 自賠責保険の限度を超えて、相手を死傷させてしまったときの費用を補償
任意 対物賠償責任保険 相手側 相手の自動車や物に損害を与えてしまったときの費用を補償

飲酒運転でも保険金が支払われる保険の種類は、上記のようになります。

保険の種類としては、自動車の保有者は加入が法律により義務ずけられている「自賠責保険」。そして、加入が義務ずけられていない任意保険のうちで、「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」のみになります。

自賠責保険と任意保険の詳しい説明は下の記事を参照して下さい。

自動車保険
「自賠責保険」と「任意保険」の違いとは? 自動車保険の仕組みを知ろう!!

【5分で読めます。】 自動車保険は、大きく分類すると『自賠責保険』と『任意保険』に分けられています。 『自賠責保険』は、法律により強制的に加入が義務付けられているため、「強制保険」とも呼ばれています。 ...

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皆さんはお気づきかもしれませんが、これらの保険は全て事故を起こしてしまった相手に補償を行う保険です。

これは事故の加害者が資金難により被害者の損害が支払われないと困るので、被害者保護の観点から補償されるようになっています。

被保険者の飲酒運転において相手は一切関係ありません。それなのに、被保険者の資金が不足していたため、治療費や大切な物の損害を補償されないのは不公平が生じてしまいます。

このため、飲酒運転の場合は、相手に補償を行う保険に関して有責としています。

 

ここで注意しなければいけないのが、故意に関しては相手に補償を行う保険でも免責となってしまうことです。

とても難しい部分ではありますが、これを許してしまうと下のように保険金詐欺がいくらでもできてします。

【故意でも有責になる場合の保険金詐欺の例】

新しい車が欲しいため、相手と手を組んで事故を起こします。

故意による事故も補償してしまうと、このような場合も保険金の支払対象になります。

その保険金を元手に彼らは、新しい車を買うことができるのです。

これは非常に簡易的な例ですが、このようにいくらでも保険金をもらうための詐欺ができてしまいます。

このため、故意による事故はたとえ相手ありきの事故でも保険金が支払われることがないのです。

 

飲酒運転で保険金が支払われない保険の種類

加入の義務 保険の種類 補償先 補償内容
任意 人身傷害補償保険 自分側 「契約車両乗車中」もしくは「契約車両以外の他の車両乗車中や歩行中」で死傷した場合の費用を補償
任意 搭乗者傷害保険 自分側 乗車中に死傷した場合の費用を補償を補償
任意 車両保険 自分側  事故により契約車両に損害が発生した場合の費用を補償

飲酒運転で保険金が支払われない保険の種類は、上記のようになります。

それぞれの詳しい説明は下の記事を参照して下さい。

自動車保険
「自賠責保険」と「任意保険」の違いとは? 自動車保険の仕組みを知ろう!!

【5分で読めます。】 自動車保険は、大きく分類すると『自賠責保険』と『任意保険』に分けられています。 『自賠責保険』は、法律により強制的に加入が義務付けられているため、「強制保険」とも呼ばれています。 ...

続きを見る

これらの保険は全て、事故を起こしてしまったときの自分の損害を補償する保険になります。

これは当たり前ですよね。事故のリスクが高まることを知りながら飲酒運転を行っているわけですから、自分側の補償は一切ありません。

このため、飲酒により事故を起こしてしまった場合、とんでもない費用がかかるときがあります。

自分自身もそうですがご家族がいる場合はご家族にも迷惑をかけることにつながるので、飲酒運転は絶対にしないようにしましょう。

 

まとめ

この記事のまとめ

飲酒運転でも保険金が支払われる保険の種類は下のようになります。

  • 自賠責保険
  • 対人賠償責任保険
  • 対物賠償責任保険

いかがだったでしょうか。理由を聞けば、飲酒運転でも保険金が支払われることに納得していただけたと思います。これは、被害者の保護にとても必要なことなのです。

一方で、飲酒運転を行うと自分側の損害は保険金で支払われません。また、重い刑罰も課せられ、社会的にも地位を失いかねません。

昨今では、芸能人が飲酒で事故を起こしましたが、たくさんの大切なモノを失っています。

相手のためにも、自分のためにも、飲酒運転は行ってはいけません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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  • この記事を書いた人

損保マン

元大手損保営業マン。 入社時に「事故担当(事故時の専任担当者)」を経験したのち、「リテール営業」を担当しました。この「事故対応」と「営業」の2つの経験を活かして本サイトを運営しています。

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