長期優良契約割引とは、自動車保険の等級が20等級の契約者を対象とした割引制度です。あまり聞きなれない割引制度かもしれませんが、代理店型の保険会社のほとんどが割引を採用している制度です。
この割引は、条件が20等級というだけではなく、いくつかの条件を満たしていないと適用されません。本当に事故をしない方に向けた割引なんです。
この記事では、そんな長期優良契約割引についてどんな割引制度なのか解説します。
長期優良契約割引とは優良運転者に対しての割引制度
長期優良契約割引とは、事故を起こさない優良な運転者のための割引制度です。
ノンフリート等級制度では、最大20等級までしか割引を行うことができませんが、さらに事故をしない方へ向けて割引を行なっています。
ちなみに、ノンフリート等級制度とは事故をしないことで等級が上がり保険料が安くなる制度です。反対に事故をしてしまうと等級が上がり保険料が高くなります。「1〜20等級」までの20段階の等級があり、無事故で過ごすことで最大の等級でる20等級となります。
ノンフリート等級制度について詳しく知りたい方は、下の記事をご参照下さい。
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自動車保険のノンフリート等級制度の割引率はどれくらいなの?
自動車保険では、事故を起こさない人には保険料が安くなるように仕組みになっています。この仕組みのことを等級制度と呼びます。 正確に言うと、ノンフリート(車両10台以下の契約)に適用される制度なのでノンフ ...
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長期優良契約割引の適用される条件とは?
長期優良契約割引の適用条件
- 「前年度契約」と「今年度契約」で20等級であること
- 事故有係数が「0」であること
- 前契約の契約期間が1年以上であること(ただし複数年契約では、期間が異なる場合がある)
長期優良契約割引を行うには、上記のような適用条件が必要になります。
基本的なルールとしては、20等級で前契約が無事故であれば当年度は割引きされるようになっています。無事故と言っても、「ノーカウント事故」や「保険を使用しない事故」に関してはカウントされません。
この割引は契約者が申告するわけではなく、保険会社が契約更新時に割引を含めて保険料計算を行なってくれるので注意するところは特にありません。
ただし、次の項目にもありますが全ての保険会社に長期優良契約割引があるわけではありません。確認してみましょう。
保険会社ごとに割引が異なる
保険会社 | 割引率 |
三井住友海上 | 1.5% |
あいおいニッセイ同和 | 2% |
AIG損保 | 3% |
日新火災 | 3% |
朝日火災 | 1.5% |
共栄火災 | 10% |
長期優良契約割引を取り扱っている保険会社は上記のようになります。これらの保険会社は全て代理店型の保険会社です。
代理店型とは、保険会社が直接販売を行うわけではなく代理店を通じて保険を販売する保険会社のことを指します。
このように、長期優良契約割引は保険会社ごとに割引率が異なり、取り扱っていない保険会社もあります。
長期優良契約割引だけでは保険料を安くできない
この記事をご覧になられている方は、少なからず自動車保険の保険料を安くしたいと考えているでしょう。
ただ「長期優良契約割引」は、無事故を長年していない方に限られるため多くの方に適用できるわけではありません。
また、自動車の保険会社の割引制度は「長期優良契約割引」以外にもたくさんあり、割引率や制度の内容は保険会社ごとに異なります。
このため、たくさんある割引制度を複合的に考えなければ保険料が安くなるかわからないのです。
そんな中、保険料を手っ取り早く知る方法は、見積もりをすることでしょう。
しかし、1つ保険会社ごとに見積もりを取っていたら手間がかかり過ぎてします。
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まとめ
この記事のまとめ
- 長期優良契約割引は、前年度と今年度が20等級で無事故であれば割引をする制度
- 保険会社ごとに割引率が異なり、取り扱っていない保険会社もある
- 保険料を安くするためには、色々な保険会社で見積もりをしよう!
長期優良契約割引は優良な運転者のための割引制度です。20等級を維持することは難しいので、馴染みがない方が多いかもしれません。
ただ保険料に関して言えば、この割引があるからといって他の保険会社より保険料が安くなるわけではありません。
文中でも述べた通りに、保険会社よっていろいろな割引制度があり、実際に見積もりをしなければわからないのです。
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ぜひ見積もりをしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。