ネット系の自動車保険であるセゾン自動車火災保険。香川照之さんが主演している「おとなの自動車保険」のCMは長年放映しているのでお馴染みかもしれません。
「おとなの自動車保険」と名が付いているように、40-50代で保険料が安くなるので、この世代のダイレクト系自動車保険の加入件数はNo.1となっています。
この記事では、そんなセゾン自動車火災保険について解説していきます。ぜひ、自動車保険選びの参考にしてみて下さい。
この記事のポイント
- セゾン自動車火災保険はどのような企業なのか学ぶ
- セゾン自動車火災保険の補償内容を学ぶ
- セゾン自動車火災保険の事故対応を学ぶ
- セゾン自動車火災保険のロードサービスを学ぶ
セゾン自動車火災保険はどのような会社なの?
セゾン自動車火災保険は、3大損害保険グループの1つであるSOMPOホールディングスグループのダイレクト系損害保険会社です。
1983年に前進の企業が営業を開始して以来、合併を行い成長してきました。
2011年にCMでお馴染みの「おとなの自動車保険」の販売を開始し、40-50代をメインターゲットとした保険会社です。
自動車保険の販売方法は?
セゾン自動車火災保険は、代理店がいないダイレクト系の自動車保険になります。主にネットにより保険を販売しています。
代理店の中間手数料がないため、代理店型の損害保険会社より、自動車保険を安く提供することができます。
セゾン自動車火災保険の保険販売方法
- ダイレクト系自動車保険のネットによる販売
セゾン自動車火災保険の補償内容とは?
セゾン自動車火災保険の補償内容を「基本補償」と「主な特約」に分けてご説明します。
基本補償
種目 | 補償内容 |
対人賠償保険 | 相手のケガに対して補償 |
対物賠償保険 | 相手の車両や物の損害に対して補償 |
無保険車傷害保険 | 無保険車との事故で相手から十分に賠償受けられなかった場合の、自分のケガを補償 |
人身傷害補償特約 (限定あり) |
自動車に搭乗中等の事故で、自分のケガを保険金額の限度内で補償 |
搭乗者傷害保険 | 自動車に搭乗中の事故で自分のケガを症状により、一定金額補償 |
車両保険 (限定あり) |
自分の車両の損害等に対して補償 |
「限定あり」と記載された種目は、補償の範囲を選ぶことができます。
セゾン自動車火災保険の基本補償は、「自分・相手」の「ケガ」、「車両・物の損害」の基本的な部分を補償しているので充実していると言えます。
この中で、「人身傷害補償保険」や「車両保険」は補償の適用範囲を任意で選ぶことができるので、保険料に合わせて自由に補償を選ぶことができます。
基本補償のポイント
- 充実している基本補償
- 保険料に応じて補償内容を自由に設定できる
主な特約
特約とは、基本補償に付けるオプションのことを言います。特約を付けることで補償の範囲は広がりますが、保険料は高くなります。補償と保険料の兼ね合いを考えて特約をつけましょう。
種目 | 補償目的 |
対物全損時修理差額 補償費用特約 |
対物事故で相手の車両の修理代が時価額を超えた場合、時価額に50万円を上乗せして修理できる補償 |
弁護士費用等補償特約 | 被害事故の弁護士費用を補償 |
ファミリーバイク特約 | 所有している原動機付自転車も合わせて補償 |
個人賠償責任特約 | 車両事故以外の日常生活で相手にケガや相手の物を壊してしまった場合の損害を補償 |
セゾン自動車火災保険の特約は、他の保険会社と同じような特約になっています。基本的な部分を抑えているので、一般的に充実していると言えます。
特約のポイント
セゾン自動車火災保険の事故対応の受付は?
事故受付 | 365日24時間 |
初期対応 | 20時までの受付で当日対応(土日・祝日問わず) |
初動受付 | 平日9:00~17:00(土日・祝日・12月31 日~1月3日を除く) |
- 事故受付:簡単な事故内容を聞き、事故を受け付ける。
- 初期対応:レッカー手配、修理工場への誘導、相手への連絡等の事故対応を行う。
- 初動受付:専任担当者が決められ、正確な事故内容の確認等を行うため、契約者・運転者へ連絡を行う。
基本的に、「事故受付」と「初期対応」は同時に行われます。しかし、事故受付が夜間になると「初期対応」が翌日に回される保険会社が多いです。
この「初期対応」が翌日に回される時間は、保険会社によって異なります。
夜間の「初期対応」で、修理工場への連絡は営業時間外の場合が多いので、やむ終えないことが多いですが、相手方への連絡は緊急を要することがしばしばあります。
そのため、「事故受付の時間」だけではなく「初期対応の時間」に注意することが大切です。できるだけ「初期対応」を当日行なう保険会社が安心と言えるでしょう。
セゾン自動車火災保険は、「初期対応」が当日20時まで対応ということで、特に良いわけではないですが一般的な損害保険会社と言えます。
セゾン自動車火災保険のロードサービスの内容は?
無料レッカー | 現場の応急処置と合わせて15万円限度(300kmほど) |
無料代車 | 指定の修理工場での修理時のみ |
緊急対応 | バッテリー上がり、タイヤ交換、鍵の開場、オーバーヒート、オイル点検補充、冷却水補充、ボルト締め付け、バルブ・ヒューズ交換 |
ガソリン補給 | 10リットルまで無料(保険期間内1回限り) |
帰宅・宿泊 | 【帰宅費用】1名20,000円限度(タクシー・レンタカー使用の場合は1台につき20,000円限度)【宿泊費用】1人:10,000円上限 |
ロードアシスタンス 拠点 |
約13,000ヶ所(2018年時点) |
指定修理工場 |
約630ヶ所(2018年時点) |
その他サービス | 脱輪引き上げ、GPS位置確認サービス、法律・健康相談サービス |
ロードサービスは、無料でどこまでサービスを受けられるかがポイントとなります。有料で良いならほとんどの損害保険会社が特約によりサービスを行なっています。保険料を抑えつつロードサービスの良し悪しで自動車保険を選んでみても良いかもしれません。
セゾン自動車火災保険のロードサービスは基本的なポイントを抑えていて、良いサービスが多いです。
特に良い点は、ホームセキュリティーで有名な「ALSOK事故現場安心サポート」により24時間365日サポートが得られることです。
セゾン自動車火災保険のような、ダイレクト系の損害保険は、代理店がいないため事故対応を自分でやらなくてはなりません。
しかし、全国2,400ヶ所あるALSOKが事故発生時に現場に急行して、事故対応を行なってくれるので非常に安心できます。
また、「帰宅・宿泊費用」は特約で付帯や、そもそも存在しない他社損保がある中で、非常に安心が持てます。
しかし、限度額があるので注意が必要です。
セゾン自動車火災保険のロードサービスポイント
- 「ALSOK事故現場安心サポート」により、24時間365日安心の事故対応
- 「帰宅・宿泊費用」が付いてる
まとめ
セゾン自動車火災保険の、ポイントは3つです。
まとめポイント
- 保険料が安い
- 補償内容を保険料に応じて自由に選ぶことができる
- ロードサービスが充実している
ダイレクト型の自動車保険は、代理店が存在しません。代理店の裁量にも寄りますが、事故の献身的なサポートは代理店が行います。そのため、ダイレクト型の自動車保険は保険料が安い代わりに、事故対応をご自身で行わなけらばなりません。
セゾン自動車火災保険は、「ALSOK事故現場安心サポート」が付いているため、本当にどうして良いかわからないときには、現場に急行してもらうことで、解決の幅が広がります。
ダイレクト型の自動車保険を選ぶときは、非常にロードサービスが重要になるので、比較してご自身にあった最良のプランを選んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。