ネット系の自動車保険であるソニー損害保険。2018年現在は、松本白鸚さんと、内田有紀さんがCMに出演しています。「ソニー損保」と軽快なメロディーでお馴染みなのでご存知の方が多いと思います。ダイレクト系の自動車保険で一番有名な保険会社になります。
この記事ではソニー損害保険の自動車保険について解説していきます。ぜひ、自動車保険選びの参考にしてみて下さい。
この記事のポイント
- ソニー損害保険はどのような企業なのか学ぶ
- ソニー損害保険の補償内容を学ぶ
- ソニー損害保険の事故対応を学ぶ
- ソニー損害保険のロードサービスを学ぶ
ソニー損害保険はどのような会社なの?
ソニー損害保険は、日本を代表する企業であるソニー株式会社を親会社とするソニーグループの損害保険会社です。ソニーは金融分野にも力を入れており、生保や銀行もグループ企業の1つです。
1998年に会社が設立して以来、成長ががめざましく、ダイレクト系の自動車保険で売上が15年連続No.1(2016年度までの保険料収入)に輝いています。
ソニーグループならではの自由な観点で、他社との「違い」を理念に抱え、新しい保険事業を営もうとしています。
自動車保険の販売方法は?
ソニー損害保険は、損害保険会社と顧客の間に代理店を挟まないダイレクト系の自動車保険になります。主にネットにより自動車保険を販売しています。
代理店の中間手数料がないため、代理店型の損害保険会社より、自動車保険を安く提供することができます。
ソニー損害保険の保険販売方法
- ダイレクト系自動車保険のネットによる販売
ソニー損害保険の補償内容とは?
ソニー損害保険の補償内容を「基本補償」と「主な特約」に分けてご説明します。
基本補償
種目 | 補償内容 |
対人賠償保険 | 相手のケガに対して補償 |
対物賠償保険 | 相手の車両や物の損害に対して補償 |
自損事故保険 | 人身傷害補償特約を付加しない場合の、自分のケガを補償 |
無保険車傷害保険 | 無保険車との事故で相手から十分に賠償受けられなかった場合の、自分のケガを補償 |
人身傷害補償保険 (限定あり) |
自動車に搭乗中等の事故で、自分のケガを保険金額の限度内で補償 |
搭乗者傷害保険 | 自動車に搭乗中の事故で自分のケガを症状により、一定金額補償 |
車両保険 (限定あり) |
自分の車両の損害等に対して補償 |
*「限定あり」と記載された種目は、補償の範囲を選ぶことができます。
イーデザイン損害保険の基本補償は、「自分・相手」の「ケガ」、「車両・物の損害」の基本的な部分を補償しているので充実していると言えます。
この中で、「人身傷害補償保険」や「車両保険」は補償の適用範囲を任意で選ぶことができるので、保険料に合わせて自由に補償を選ぶことができます。
基本補償のポイント
- 充実している基本補償
- 保険料に応じて補償内容を自由に設定できる
主な特約
特約とは、基本補償に付けるオプションのことを言います。特約を付けることで補償の範囲は広がりますが、保険料は高くなります。補償と保険料の兼ね合いを考えて特約をつけましょう。
種目 | 補償目的 |
個人賠償責任補償特約 | 自動車事故以外の日常生活で、相手にケガや相手の物を壊してしまった損害金額を補償 |
対物全損時修理差額 補償費用特約 |
対物事故で相手の車両の修理代が時価額を超えた場合、時価額に50万円を上乗せして修理できる補償 |
弁護士費用等補償特約 | 被害事故の弁護士費用を補償 |
ファミリーバイク特約 | 所有している原動機付自転車も合わせて補償 |
おりても傷害特約 | 外出先で、自動車を降りている間のケガを補償 |
おりても身の回り品特約 | 外出先で、自動車を降りている間の身の回り品の損害を補償 |
ソニー損害保険の特約は、他のダイレクト系損害保険会社と比べて充実した特約の内容になっています。
特徴的な特約は、「おりても傷害特約」と「おりても身の回り品特約」です。自動車から降りた状態でも、外出先で起きた「ケガ」や「身の回り品の損害」を一定金額が補償されます(帰宅時までに起きた事故に対して補償)。
補償範囲は「本人限定」「夫婦限定」「家族限定」の3つから選べるので、今の環境によって保険料を抑えることもできます。
例えば、
キャンプ場でバーベキュー中に火傷を負って病院に通院しなければいけない場合、「おりても傷害特約」により通院費を一定金額が補償されます。「おりても傷害特約(5口)」を付帯して入れば通院費1,500円(90日限度)が支払われます。
「おりても傷害特約」「おりても身の回り品特約」はこんな方におすすめ
- 遊び盛りのやんちゃなお子さんがいらっしゃる方
- よくアウトドアに出かける方
特約のポイント
ソニー損害保険の事故対応の受付は?
事故受付 | 365日24時間 |
初期対応 | 20時までの受付で当日対応(土日・祝日問わず) |
初動受付 | 平日9:00-17:00(土・日・祝日および年末年始を除く) |
- 事故受付:簡単な事故内容を聞き、事故を受け付ける。
- 初期対応:レッカー手配、修理工場への誘導、相手への連絡等の事故対応を行う。
- 初動受付:専任担当者が決められ、正確な事故内容の確認等を行うため、契約者・運転者へ連絡を行う。
基本的に、「事故受付」と「初期対応」は同時に行われます。しかし、事故受付が夜間になると「初期対応」が翌日に回される保険会社が多いです。
この「初期対応」が翌日に回される時間は、保険会社によって異なります。
夜間の「初期対応」で、修理工場への連絡は営業時間外の場合が多いので、やむ終えないことが多いですが、相手方への連絡は緊急を要することがしばしばあります。
そのため、「事故受付の時間」だけではなく「初期対応の時間」に注意することが大切です。できるだけ「初期対応」を当日行なう保険会社が安心と言えるでしょう。
ソニー損害保険は、「初期対応」が当日20時まで対応ということで、特に良いわけではないですが一般的な損害保険会社と言えます。
ソニー損害保険のロードサービスの内容は?
無料レッカー | 150kmまで |
無料代車 | 指定の修理工場での修理時のみ |
緊急対応 | パンク、キー閉じ込み、 落輪引上げ、バッテリー上がり、ジャンピング・交換作業 |
ガソリン補給 | 10リットルまで無料(保険期間内1回限り) |
帰宅・宿泊 | 【帰宅費用】搭乗者全員分の交通費、【宿泊費用】搭乗者全員分の宿泊費 |
ロードアシスタンス 拠点 |
|
指定修理工場 |
約420ヶ所(2017年時点) |
その他サービス | 修理後搬送サポート、GPS位置情報通知サービス |
ロードサービスは、無料でどこまでサービスを受けられるかがポイントとなります。有料で良いならほとんどの損害保険会社が特約によりサービスを行なっています。保険料を抑えつつロードサービスの良し悪しで自動車保険を選んでみても良いかもしれません。
ソニー損害保険のロードサービスはダイレクト系の他社と比べて非常に良いものとなっています。
まずは、「セコム事故現場急行サービス」により24時間365日サポートが得られることです。
ソニー損害保険のような、ダイレクト系の損害保険は、代理店がいないため事故対応を自分でやらなくてはなりません。
しかし、全国2,800ヶ所あるセコムが事故発生時に現場に急行して、事故対応を行なってくれるので非常に安心できます。
また、無料レッカーサービスも150kmと他社より長く設定されているのも良心的と言えます。
また、事故時の「帰宅・宿泊費用」が全額支給されます。
ほとんどの損害保険会社が、そもそも存在しないか、特約で付帯できるのみ(限度額がある場合も多い)ので非常に素晴らしい部分です。
ソニー損害保険のロードサービスは総合的にかなり良いサービスと言えるでしょう。
ソニー損害保険のロードサービスポイント
- 「セコム事故現場急行サービス」により、24時間365日安心の事故対応
- 他社と比べて充実したロードサービス
- 損害保険会社の体制が整っているため、迅速な対応が見込める
まとめ
ソニー損害保険の、ポイントは3つです。
まとめポイント
- 保険料が安い
- 豊富な補償内容により自由に補償を選ぶことができる
- 他社(ダイレクト系自動車保険)に比べてロードサービスが充実している
ソニー損害保険は、ダイレクト系自動車保険であるため、事故対応は自分自身で行わなければなりません。
しかし、セコムによる現場急行サービスや、充実したロードサービスにより代理店型と遜色ない対応を受けることができます。
また、代理店型と比べても見劣りしない充実した補償内容は、他のダイレクト系保険に比べて抜きに出ていると感じます。
上の表にはありませんが、専任担当者が在籍する拠点も全国に25ヶ所あり、ダイレクト系の損害保険会社としてはかなり優秀です。そのため、事故を起こした時の相手との交渉等が迅速に行われます。また、専任担当者が決まるまで1時間以内(平日のみ)をお約束しているので他社と比べて圧倒的にスピーディーです。
保険料との兼ね合いでソニー損害保険を選んでみるのもいいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。